超広角走査型レーザー検眼鏡
超広角走査型レーザー検眼鏡 Daytona(デイトナ)
目薬を使わず、無散瞳で超広角かつ高解像度でデジタル撮影が可能な最新型の眼底カメラで、1ショットわずか0.4秒です。従来の眼底検査と比べて患者様のご負担が大きく軽減されます。
従来型と比較してはるかに優れた性能です。
眼底の約80%の面積(画角200°)をデジタル撮影する最新型の眼底カメラです。従来型の眼底カメラでは眼底の15%の領域(画角45°)をカバーするに留まりました。デイトナで撮影した写真を従来までの写真と比較すればいかに広い範囲を網羅できるかが一目瞭然です!
また新たな機能として眼底写真を3D画像で立体的に表現することも可能になり、たとえば網膜の小さな穴の位置やちょっとした飛蚊症の状態も瞬時に撮影して確認することができるようになりました。
デイトナの導入で眼底をより広範囲で確認できるようになり、網膜剥離・網膜裂孔・緑内障・加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・高血圧性網膜症・網膜動脈硬化・飛蚊症など疾患の早期発見や管理の精度のレベルアップが期待できます。また瞳孔を広げずに撮影するため、診察時に患者様もハッキリとした見え方でご自身の眼底写真を閲覧して頂けます。これにより今まではなかなかできなかった、
『診療の見える化』『ハッキリお見せする診療』の実現が可能になりました。
デイトナを用いた新たな眼底検査と従来型の眼底検査を比較すると以下のようになります。
検査の比較 | 従来型 | デイトナ |
---|---|---|
瞳孔を広げる目薬を | 使う | 使わない |
瞳孔が広がるまでの待ち時間 | 約30分 | 待ち時間がかからない |
検査が終わった後は | ぼやける・見えにくい状態が 約4~5時間続く | 一切見え方が変わらない |
拘束時間が短縮し、検査後の不便もなくなり今までの患者様への負担が飛躍的に軽減されます。
ご注意頂きたいこと
デイトナを使用した眼底検査が全ての患者様に適しているとは限りません。
患者様ごとに眼の状態や病気は異なるため、どのような眼底検査が最も適しているのかは個人差があります。(中には毎回散瞳が必要な方やベターな方もおられます)どのような眼底検査が最も適しているかは医師が患者様お一人お一人の状態を考慮そしてお話をお聞きしながらきめ細やかに判断させて頂きます。また患者様の訴えによっては臨時に散瞳して精密眼底検査をする場合もあります。
よくある質問
- Q: 痛みは伴うのですか?
- カメラにある穴をのぞいて頂いて撮影するだけなので痛みは伴いません。ただしまつ毛が写真に写り込まない様にするために検査員がまぶたを押さえながら撮影することがあります
- Q: 撮影後、眩しくなったり見えにくくなったりしますか?
- そのままの状態で撮影するので見えにくくなったり、眩しくなったりすることはありません。
- Q: 撮影に時間はかかるのですか?
- 1ショットにつき約0.4秒ですので時間はかかりません。
- Q: 子供でも撮影できますか?
- 症例ほうこくでは3歳以上から可能ということになっています。
- Q: デイトナで眼球の中の全ての病気がわかるのですか?
- 残念ながら100%を見つけることはできません。他の様々な精密検査を行いながら調べるケースもあります。